ギネス世界記録、持ってますか?
ぼくは持っていません。ただのニートなので今日もビールを飲みます。
もともとギネスブックというのはアイルランドのビールメーカーであるギネスが発行を始めたそうな。ほーん。
そんなわけで今回のビールは、ドラフトギネス。
日本では世界記録ってイメージが強いギネスですが、ちゃんと美味しいビール作ってます。
ギネス ドラフトってどんなビール?
Guinnesはアイルランドで1759年に創業したビール醸造所。
実は醸造所じたいは賃貸物件で、使わなくなった醸造所を創業者のアーサー・ギネスが9000年の期間契約で借りているそうです。
ということはあと8739年で契約が切れてギネスビールが飲めなくなる可能性があるんですね。残念。
それは置いといて。
ギネスビールはローストした大麦を使うことで、独特の味わいと濃い褐色を持つ「スタウト」を作っています。
いわゆる「黒ビール」の代表的存在がギネスというわけです。
缶入りドラフトギネスは特許取得!
現在、日本で手に入るギネスの代表的なビールは2種類。
瓶入りの「エクストラスタウト」と缶入りの「ドラフトギネス」です。
で、その缶入りのギネスはただビールを缶に詰めただけのものではありません。
特許技術により缶入りにもかかわらず生ビールのようなクリーミーさと濃厚な泡立ちを実現した画期的なビールなのです。
缶のデザインもめちゃくちゃクールです。Tシャツにしたいくらいです。
ギネス ドラフトの圧倒的な泡立ちを味わおう
ドラフトギネスの特徴はビールそのものの味はもちろん、豊かな泡を体験するため缶に仕込まれた工夫もポイントです。
魅力を最大限楽しむためにも作法(?)を守って挑みましょう。
美味しく飲むために
ドラフトギネスの缶には「フローティングウィジェット」という謎の球体が入っています。
この球の中には窒素ガスが封入してあり、缶を開けると非常に細かい泡を生み出します。この球はギネスが特許を持っています。
球が入ったままでも缶はそのままリサイクルできます。
その泡を工夫を最大限生かすための2つのルールを守りましょう。
まず冷やすことで封入されたガスが安定してよりクリーミィな泡が発生します。
逆に缶が温まっているとガスが噴出してしまうとかしまわないとか(確かめる度胸はない)。どちらにしてもビールは冷やした方が美味しいですよね。
あとは中身を残さずすべてグラスに注ぐこと。
こうして豊かな泡立ちを目で楽しんでから、2分待ってガスが安定したところでおいしくいただきましょう!
リッチで圧倒的な美しさの外見
缶入りとは思えない、樽から出したばかりのようなきめの細かい泡です。
缶入りなのにドラフト?ってなんのことかと思いましたが、こういうことだったのですね。
ドラフトというのは樽から出したばかり、熱処理されていない状態のいわゆる生ビールを指すことが多いです(明確な定義があるわけではない)。
缶入りは熱処理をされて保存性を高めてあります。その分ドラフト特有の泡立ちや風味が失われてしまうとか。
見よ!この泡を!
深い焦げ茶色の見た目といいクリーミーな泡立ちといい、まるで自宅がアイルランドのパブになったような雰囲気に包まれます。
ひとりぼっちのニートじゃなければ思わずパーティーをしたくなりますね!
濃厚だがクセが少なく飲みやすいスタウト
スタウトというとかなりホップの効いた強烈な味のものもありますが、このドラフトギネスはそこまでクセは強くありません。
むしろ甘味を感じる濃厚な風味とローストされた大麦の香ばしい香りが精神を安らかにしてくれます。
コーヒーに例えるならエスプレッソみたいな感じというか。
日本のラガービールとはだいぶ味わいが異なりますが、スタウトの中ではゴクゴクっと飲める部類だと思います。
ガチのスタウトはかなりクセが強いですからね。
やっぱり世界的に有名な銘柄だけに、飲みやすさと個性を両立する美味しいビールでした。
とりあえず黒ビールを試してみたいって人は、まずギネス。これは誰も文句が言えない正論だと思います。
総評:ドラフトギネス…お前が世界一だ(ギネスだけに)
おそらくビールに全く興味がない人でも一度は聞いたことのあるギネス。
イギリスの一部で作られていたわりとマイナーなビールであるスタウトをここまで世界に浸透させたのは。やはりこのギネスの功績といえるのではないでしょうか。
そんな伝統と実績もあるギネスビールが作り上げたキテレツな商品、ドラフトギネス。
ビール缶の中にガスを入れた球を仕込むんですよ?そこらのメーカーがやったらただの邪道ですよ?
まあ美味しいです。その辺のコンビニやドラッグストアでは売っていませんが、酒屋さんならわりと手に入れやすいのではないかと思うので、ぜひお試しくださいませ!
コメント