ビールというのは西欧から入ってきた飲み物なわけで、当然のように原料は外国産のものがほとんどです。
そんな中、日本の材料にこだわった国産クラフトビールも存在します。
LUCKY CATもその一つ。
外国生まれのものを日本の材料を使ってアレンジするのは、もはや日本の伝統的なお家芸と行っても良いでしょう。
今回はそんなビールをご紹介します。
LUCKY CATラッキーキャットってどんなビール?
LUCKY CATは京都の酒造メーカー「黄桜」が販売するホワイトエール。
黄桜といえばおじいちゃんが飲んでいる日本酒のイメージしかなかったのですが、調べるとビールも色々な銘柄を販売しているのですね。
ラッキーキャットというのは招き猫を英語で呼んだものらしいです。
通常のビールの材料となる麦芽、ホップ、米の他にゆずと山椒などというものが入っています。これはベルギーのベルジャンホワイトスタイルに使われるオレンジピールとコリアンダーを京都風にアレンジしたものでしょう。
ベルジャンホワイトの代表格は「ヒューガルデン ホワイト」などがあります。
お米も日本酒に使われる山田錦を使用。日本らしさにとことんこだわったクラフトビールですね。
LUCKY CATラッキーキャットを飲む
注いだ見た目はエールらしいやや濁った色。うっすら向こうが透けて見えるくらいです
照明の関係でオレンジ色が強く出てしまっていますが、実際にはもっと淡い色に見えます。
苦味は強くなく、甘味の方がまさっている印象です。
ゆずと山椒がどれくらい効いているのか楽しみでしたが、予想よりはおとなしめの主張です。というか山椒はよくわからなかった…わずかに辛味というか舌に刺激があったのがそれかな?
味オンチなものですみません。
ゆずの柑橘らしい爽やかな香りと苦味はよくわかります。酸味もありますね。
隠し味的な風味は控えめでしたが、ビール自体の味わいはしっかりしています。
こってりした味わいが多いエールですが、ラッキーキャットはほのかな風味付けで京都らしい繊細な印象を作っているビールだと思いました。どすえ。
京都らしく、でもやりすぎないバランスのいいホワイトエールでした
京都発のクラフトビール、そして柚子と山椒と酒米を使ったビールということで、京都=日本という押し付けを全面に出してくるものだと先入観を持っていましたが(超失礼)、意外にも主張は控えめ、でも基本的なビールとしての品質が高いビールだと思います。
さすが京都!
ホワイトエールの代表であるヒューガルデンを飲んだのはけっこう前になってしまったので、和洋対決として飲み比べをしたくなります(でも多分やらない)。
他にもラッキーシリーズは色々あるみたいなので、ぜひとも飲んでみないといけませんね。
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