多い!情報量が!!
ラズベリーなのかチョコレートなのかケーキなのかスタウトなのか。
スタウトが何なのか知らない人が見たら
「お?珍しい。缶入りのスイーツなのかな。これは新しいビジネスモデルだフムフムなるほど」
とか言って買ってしまいそうじゃないですか。
もちろんスタウトとは原料となる麦芽をローストしてから醸造するビールの一種。濃厚な味わいと芳醇な香り、どっしりとした飲み心地が特徴です。
甘みが強い種類のビールですが、さらにラズベリーチョコレートケーキはこれいかに。
というわけでお店たまたま見てジャケ買いです。決して描かれたおねーちゃんに誘惑されたとか釣られたとかそういうわけではございません。
スタウトにチョコレートケーキという「あえて感」
「あえて」でしょう。
アイルランドのオッサンの飲み物としか見られていない(偏見)スタウトにラズベリーとチョコレートケーキという女子ウケワードを組み合わせてしまうとは。
スタウトの代表格といえばギネスですが、むしろそれ以外でメジャーなものはあまり浮かばないような気もします。
でも…もしかしたらイケるんじゃないかな?とも思いました。濃厚でどっしりとしたスタウトにラズベリー果汁の華やで可憐な酸っぱさは合うんじゃないか。
チョコレートっていうのも、スタウト特有のビター感と合わせると悪くないのかもしれません。
ケーキというのは…ノリだと思います(適当)。
ともあれ、戦場を離れた平穏な日々に飽き飽きしてきたところです。血の匂いが恋しくなった私のようなニートにはうってつけの異端児といえるでしょう。
缶に描かれたベーシスト女子も可愛いし。
合うのか合うのか?飲んでみよう
グラスに注ぐとスタウト特有の豊かな泡が。
通常の缶ビールではなかなかこの泡は味わえませんよね。弾ける甘い香りが鼻腔を刺激します。ほんの少しフルーティーな感じも。
口に含むと、思った以上にどっしりとした味わい。かなり濃厚です。
よく見るとアルコールも7%!ビールとしてはかなり高めです。
名前の通り甘味はかなり強いです。ラズベリーとカカオの香りは思ったほどではなく、飲み込んだ後にフワッと口と鼻の中を通り抜ける程度。
スタウトとしては苦味は弱め。しかしお世辞にも「飲みやすい」とはいえないパンチ力があります。女子っぽい名前とデザインに惹かれると手痛いしっぺ返し(?)を食らう羽目になるでしょう。
実際、酒に強くない私は半分くらいで既に酔っ払ってしまい、この記事を書いている時点ではもうまともな判断力は備わっていないと思われます。読みにくかったらそれはもうアルコールのせいです。
いわゆる日本の「普通のビール」を飲む感覚だと失敗します。どっしり構えて酒の味わいと相対する精神で飲めば特有の満足感は得られるでしょう。
唐揚げには合いません。多分。
可愛い見た目に釣られてはいけない。こいつは手練れだ。
不覚にも甘く見ていたが、こいつの飲みごたえは本格スタウトです。
可愛いデザインと名前に油断して軽い気持ちで開けてしまいましたが、この日のコンディションでは一本飲み切るのも一苦労でした。
悪くはないんですが…コレをどんなシチュエーションで飲みたいかというと…?
スタウトが飲みたい時はギネスやがあるし、フルーティーなのが飲みたい時はヒューガルデンもある。
なかなかリピートしたいかというと微妙かも??
まあ宅飲みでワイワイやる時には一つの話のネタとして30分くらいは主役になってくれるんじゃないでしょうか。
まあワイワイ宅飲みなんてニートには縁がないことではありますが。
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